今回はWeb IDEの設定をしていきます。Web IDEとはブラウザベースの開発ツールで、以前のプロジェクトではFioriの画面作成に使用していました。
オンライン版(SAPインスタンスへの接続あり)とローカル版(ネットワーク接続不要)の2種類があるので両方載せておきます。
オンライン版
1.下記URLからトライアル環境に接続



2.「SAP Web IDE」をクリック



3.この画面が表示されれば完了



オンライン版は以上です。トライアル環境のSAPインスタンスを作成済であれば特別な設定は不要で使えます。
ローカル版
1.JAVAの公式サイトからJAVA 8をダウンロード



2.ダウンロードしたファイルをインストール



3.SAP公式サイトから開発ツールをダウンロード
使用OSに応じたファイルを選択



4.ダウンロードファイルを解凍
※絶対にWindows標準の解凍(右クリック→すべて展開)は実行しないでください。時間がかかる(3時間くらい)上に必要なファイルが展開されない問題があるので。
私は7-Zip(https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/7zip/)で解凍しました。かかった時間は3分程度でした。



左右でファイルの数が違うのがわかりますね。重要なorion.exeファイルがWindows標準では抽出されないので使えません。
5.orion.exeファイルを実行
※この画面はWeb IDE(ローカル版)を使用中は閉じないでください



6.ローカルホストに接続
ブラウザのアドレスバーに以下の接続先を入力してください。
接続先:localhost:8080/webide/index.html
この画面が出ればOKです。



7.Web IDE(ローカル版)用のユーザIDを作成



8.作成したユーザIDでログイン



9.これで完了です。



ローカル版のメリットは、必要なファイルを入れておけばスタンドアロンのPCでも使用できることです。出先でちょっと動作確認したい場合にいつでもどこでもコードを書けるのはうれしいですね。
以上でWeb IDE使用手順の説明は終わりです。次回はSAP GUIを使えるようにしていきます。
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